「台たたき」とマナーの話し
「30φ」と言っても、ピンと来ないという人も多いでしょう。「30φ」とは、簡単に言うと「沖縄仕様のパチスロ」ということです。遊技に使用するコインの大きさが、通常のパチスロの直径25ミリ(25φ)に対し、沖縄仕様のパチスロは、直径30ミリ(30φ)だから、このように呼ばれているのですね。
この理由は、沖縄県が1972年にアメリカから復帰する以前、沖縄で使用されていた外国製のスロットマシン(注、日本のパチスロではなく、カジノで使用されるゲーム機です。)で使用していたコインのサイズが、そのままパチスロのコインのサイズになっているからなのです。
さて、「30φ」のパチスロは、その登場時(昭和60年)から、通常のパチスロとは、大きな違いがありました。その代表的な特徴が、「ボーナスの成立をハデに告知する。」ということと、「目押しが簡単」ということです。パチスロと言うと、「若者の遊び」と考える人も多いと思いますが、沖縄では老若男女を問わず、皆、パチスロが大好きです。そのため「オジイ、オバア」(注、沖縄方言で、おじいさん、おばあさん・・・という意味です。)でも楽しく遊べるようにと「リーチ目」、「目押し」・・・などと言った複雑なゲーム性を排除しています。具体的に言うと、ボーナスが成立したら、告知ランプが点灯するとか、リールのライトが消灯するなどして、誰もがボーナス成立を見落とすことなく遊ぶことができますし、ビッグ、レギュラー両ボーナスの絵柄が1ケ所に“固まり”状に配列され、目押しが楽にできるように工夫されている機種も多いのです。
なお、ビッグボーナスとレギュラーボーナスの発生比率ですが、これも、レギュラーボーナスは少なめな反面、ビッグボーナス比率を極力高くしているので、好調時のコインの増加速度は、目を見張るものがあります。つまり、「30φ」のパチスロは、「誰もが楽しめる簡単なゲーム性で、かつ、連チャンの期待も大きい。」のが大きな特色というわけです。
このゲーム性がファンの支持を集め、本来、沖縄仕様である「30φ」パチスロは、言わば「逆輸入」状態で全国のパチンコ店に設置されるようになったというわけです。「獣王」、「コンチ4」といった複雑なゲーム性のパチスロはどうも苦手で・・・という方でも、これなら大丈夫!!さあ、あなたも、ぜひ一度「30φ」パチスロで、告知の衝撃とボーナスの大連チャン、そして、デカコインの重量感を楽しんでみて下さい。
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